ぼんやりとレシートを眺めていました。その時ふと目に留まった言葉があります。「軽減税率適応商品」です。
去る2019年10月、日本は消費税増税に踏み切りました。その時、(持ち帰り)食品は軽減税率を適応することに。これに対して、テレビでは連日「こんな場合の税率は?」とクイズを出していました。皆さんの記憶のどこかにもあると思います。他にも「税率が一定で無いのは不安だ」とか「分かりにくい」なんて声を聞いたのも覚えています。
それから1年半、見事に日本人は『慣れ』てしまいました。と言うより、もともと増税前から消費税なんて意識しない方が大半です。自営業者とかフリーランスとかは意識するでしょうが。正直、どこの会計でも「○○円です」と言われてその額を払う。それで終わりです。消費税額なんて考えません。レシート見て「ふーん」と思って終わりです。
つまり何が言いたいかと言うと、大体の制度変更は慣れるんです。人間はそれくらい柔軟に生きられるんです。制度変更前はいろいろと騒ぎますが、始まって数ヶ月すれば「日常」になるのです。「案ずるより産むがやすし」と言うものなのです。
そんなことをレシート一枚から考えた、午後の話でした。
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