規約違反か言葉狩りか

サーバーを運営している者として、簡単に片付けてはならない問題が起きている。現アメリカ大統領トランプ氏とその周辺の人々のTwitterアカウントが凍結されている。理由は「暴力の賛美」による規約違反としている。

私はトランプ氏のツイートを見ていないので、この判断について言及することは避けたい。ただ、Twitter社の判断基準について疑問がないかと言えば嘘になる。私も複数のTwitterアカウントをTweetDeckで管理しているが、ある日突然「機械的ログインの検知」(要はBotと判定された)と言う理由で全てのアカウントがロックされてしまった。その後、Twitter社とやりとりをして全てのアカウントのロック(一部アカウントは一時凍結された)解除することができた。

もちろん、そのサーバーのサービスを借りている身分としては、そのサーバーの持ち主のルールに反する行為をすればサービス停止されても仕方ないと思う。インターネットは自由で開かれたものである。しかし、何をしても良い訳ではない。当然、法と秩序はどこまで行っても付きまとう。言い換えれば、法と秩序の下であれば自由だとも言える。

私もサーバー管理者の1人だ。このブログも自分のサーバーから発信している。また、分散型SNSのMastodonをサークル所属メンバー向けに提供している。もし、私(副主宰)と金森(主宰)の意見が割れて、内部対立が起こったとしたらどうだろうか。その時私は、主宰やその意見に同調するメンバーアカウントを停止するだろうか?これはこの記事の最初に挙げた問題そのままではないだろうか。

サーバーを管理している以上、私がルールブックだと言えばそこまでだ。ただ、私は最大限使用者が恩恵を受けられることを考えている。大切なのは自分の感覚が社会、そして自分の信念とズレないようにすると言うことだ。冷静に、客観的に、判断する必要がある。そして可能な限り、ユーザーに不安と不信感を与えないようにしなければならない。その感覚を失った時、私はサーバーの電源を落とすことになるだろう。

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