原因はどこに転がっているか分からないもの

春は足早に過ぎ去っていき、季節は初夏へと進んでいきます。
折しも、今日は八十八夜。夏も近づく八十八夜です。

昨日、私のパソコンが突如その活動を停止しました。
……突然、電源が切れたわけです。
その時の室温は27度。
私の部屋では1台のパソコンと1台のサーバーが常時フル稼働をしています。
夏は地獄な訳です。

ただ、今どきのパソコンは賢いですね。電源が切れたあと、排熱を一生懸命してる訳です。
あー、熱暴走になる前に落ちたか……。そう思い各部品が冷めるまでしばし放置。
冷めたところで、原因調査。どうやらCPUのヒートシンクに熱が逃げ切れていない気配。
CPUグリスを塗り直して、ヒートシンクを置き、パソコン再起動。

………………プツンッ

しばらく良い気配だったのに、起動して数分で電源が切れる。
しかし私はその瞬間に決定的な原因が見えたのです。

私のパソコンは、自身を常時監視、モニタするソフトが入っています。
簡単に言えば、メモリ使用率、CPUやグラボの熱(温度)や負荷、ネットワークの速度、起動時間などを表示するものです。
そのグラボの熱が「100度」と表示されたと思ったら、電源が切れた。本当の原因はここにあったのです。
それが分かれば話は早い。グラボ、解体の義を挙行です。

グラボを外から触ってみても特別熱を持ってるようには思えない(まして100度なんて)。
ひとまず、ドライバーでネジを取って解体。すると中から灼熱のヒートシンクが現れた!
いや、本当に熱かった。やけどまでは無いけど。
でも、熱が逃げない理由が分からないと思い、ヒートシンクと排熱ファンの間に目をやると……
ほこりがこんもり。

……ほこりがこんもり。
なんとなく、二度言いました。
いやはや、まったくよく溜め込んだものだ。

ほこりを取り除き、チップにグリスを塗り直し、組み立て。
そして、再度起動。

無事、安定しました!

皆さん、本格的な夏がくる前にパソコンの掃除、してくださいね。

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